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Posted by ミリタリーブログ at

2013年12月28日

2013年08月09日

あの一丁に馳せて M4を継ぐ者

盛者必衰、とも言うように

いかに優れた製品でも必ずその繁栄に陰りは見えてくる。

成功した者勝ちのアメリカが誇る銃器たちにもいつかは訪れるシナリオであり、

M4もそろそろ例外ではなくなりつつある。

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Posted by ライアン at 20:14Comments(0)あの一丁に馳せて

2013年06月11日

あの一丁に馳せて VSS…のAR版【追記欄試験使用】

VSSは誰もが知るところのロシア製消音狙撃銃である。

決して温泉宿に張り巡らされたセントリーガンを破壊するための代物ではない…と思う

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Posted by ライアン at 21:30Comments(3)あの一丁に馳せて

2013年02月14日

あの一丁に馳せて MP-443

…このカテで取り上げてる銃が最近東寄りすぎる気がする。

とはいえ欧米市場の情報は嫌が応でも入ってくるし、

日頃ぼやいてるように技術革新はしばらく起こりそうにない。

目新しさを求めていくと実際よく分かってない"Russian"な装備が気になってくるのである。


ポリマーフレームの技術も進化し続けているのは昨今の拳銃を見れば一目瞭然、

軽量で安価(?)、耐久性も文句なしとなればローエンに売れる。

しかし、軍用になれば話は別になる。

より単純に、頑丈に、劣悪な環境でも動作する方が大切になる。

M92にM45、P226と主たる米軍部隊の使用拳銃は未だスチール製だ。

それは民主化したロシアでも同じだったようである。


MP-443 Grach

ちなみにこの呼称はNATOコード(Su-27に対する「フランカー」)らしいですね

某戦場3ではお世話になってる人も多いのではないだろうか。

スチール製、一般的なDA、弾薬は9mmParaを17+1発、コック&ロックのセーフティ、

余計な小細工はおろかレールすらないシンプルかつ保守的な設計、でも好感が持てる。

トライアルではマカロフ・トカレフ弾との互換が求められていたらしいが、

途中で軍がその条件を破棄、9Para仕様のみでの開発となったようである。

ただシンプル過ぎるのか、はたまたソ連時代の名(一部迷?)銃達が偉大すぎたのか、

知名度は圧倒的に低い。

割とマジメに戦場プレイヤーしか知らないんじゃないのか、と疑えるレベル。

MEDIAGUNを当たってみても知ってる作品はDarker than BlackとBlack Lagoon位、
ホテル・モスクワ御一行はスチェッキンのイメージが強すぎてだな…

とマカロフ以上に不遇すぎる良銃なのでは、と思えて仕方ない。

ヨーロッパの市場でならまだ知られているのだが、日本までは詳細がなかなか届かない。
もっとも欧州市場にあるのもポリマーフレーム化した446が主だが

質実剛健を体で表すこの拳銃、決して侮れない。  

Posted by ライアン at 23:11Comments(0)あの一丁に馳せて

2013年01月18日

あの一丁に馳せて Pistolet Makarova

KSCがTT-33、しかもシステム7の使えるトカレフ開発を発表したことで、

露軍装備ファン(と一部の任侠ファン)は歓喜の声を上げているだろう。

が、私としてはさほど嬉しくない。

個人的にAK74が好みであり、そのサイドにトカちゃんはあまりにも時代錯誤だ。

赤い装備は大好きだが、あれを活かすとなるとガチガチのヒストリカルに走るしかない。

それに安全装置ないしグリッピングお世辞にも良くないしぶっちゃけアレはダs―

ピンポーン

―おや、こんな時間に誰だろう迷惑な…な、なんだお前hうわなにをするやめr…



・・・・・・・・・



母なるロシアが生んだ名銃達は何故退廃したのか。現実は我々労働者にも厳しいものだ。

米帝式ブルジョワ主義の蔓延したこの国で社会主義の賜物が人気を取るはずもなく、

しかしながら、ひっそりとそれらを愛し敬う同志達は確かに存在し、

日々悶々としながらもマルクス・レーニン主義の勝利を信じ画策しているはずである。



…だからこそ誰かマカロフを作ってほしい。

これならまだバリエーションが考えうる。少なくとも47でも74でも時代的に合う。

きちんとセーフティもあって安全だし、7.62x25トカレフ弾の偶然の産物たる貫通力もないし、

…え?あれは偶然じゃない?じゃ銅が高くt何でもありませんから銃口をあっちに向けてっ!

そしてワルサーPPKのフォルムが「単なる軍用銃」から離れた雰囲気を醸し出している。

…あくまで似ですよ?SIGのP230がほぼ丸コピじゃないかって考えると独自性がある。

…例えば?ええと、セーフティ動かす向きが逆とか…とか…うん…

それなのに国内メーカーはどこも手がけてくれない…だけならまだ我慢しよう、

問題は海外では普通にモデルアップされてること。フルメタルで。

輸入できねぇ…

マカファンとして辛い状況である。

MGS3だったり任侠ものだったり案外顔出ししてるだろうに…
…まぁ若き日のオセロットもSAAに乗り換えちゃうけど…

         同志達
日本各地の赤軍ファンにとってこれは死活問題じゃないか、と思えて仕方ない。

…これでいいっすか?おk?…よかった…  

Posted by ライアン at 20:27Comments(2)あの一丁に馳せて

2012年12月04日

あの一丁に馳せて AR18

AR15。米軍採用名・M16。

ユージン・ストーナー曰くの「軍用銃は軽くあるべきだ」を徹底して貫き軽量化した設計は、

当時の伝統に縛られたライフル・M14からすると恐ろしいほど異常な代物だったはずだ。

未だその使い勝手から最前線に立つことの多い16ファミリーだが、一つ重大な弱点がある。

リュングマン式の銃はどうしても脆いのだ。

対抗馬たるAKのチート具合もあるし、兵士が持ち運べる弾薬量を考えれば十分な耐久性だが、

普通のガスオペレーションと比較するとその差は歴然である。

今日ではガスオペ化したM4クローンという選択肢があるが、その原点は一体どこだろうか?


恐らくこれだろう。

AR18。アーマライト社が手がけたAR15の思想を受け継ぐアサルトライフル。

軽量化のためポリマーとアルミを多用し高額・高い加工技術を要するようになった15と対照的に、

スチールプレス加工でレシーバを作り上げ、安価かつ簡単に製造できるようになった。

そして命題たるガスオペレーション化。これは奇しくもAKのコンセプトを借りることになってしまう。

更に空挺・車両部隊を意識したフォールディングストック付き。

これは売れるはずだ、と踏んだ矢先、この小銃は数奇すぎる運命を辿ることになる。

まずプレス加工で構成された機関部の脆弱性が発見されてしまう。

これでこの小銃自体の評判はガタ落ち。歴史から消え去るのも秒読みかと思われるが、

そうは問屋が卸さない。

豊和工業に18のセミオンリー版・AR180のライセンス生産を認可していたアーマライト社。

これがどういうわけかイギリスで火を噴くことになる。

北アイルランドの独立問題に揺れる60年代、IRAの主要装備はなんとその豊和製AR180
(豊和がアメリカに輸出する分を何者かがシンパした等諸説あり)

フルオート化の逆改造もなされていたらしく“ある意味”大活躍。

西側向けの装備がまさに西側に銃口を向けてしまう結果となったのだ。

自国製品がテロリストに渡っているとなれば、当然日本の国会でも大問題となる。

このせいで兵器輸出が禁止となったのは有名な話である。

おまけにイギリスがどういうわけかこの18をベースに自国軍向けの装備を開発。

結果が散々たるものになってしまったのはもはや言うまでもない。

(だから正直なところ89式も不安…一部現場の人からも人気ないし…)

それでもこの小銃は歴史の舞台から消えない。

直線的で無駄っけのないデザイン
オーソドックスなガスオペレーション式
標準装備のフォールディングストック

ここまで思い返してから最近開発されたアサルトライフルを見てみる。

SCAR、G36、AR70(伊軍装備)…そう、上記の特徴を大いに引き継いでいる。

AR-18はその設計思想のみが生き続ける特異な代物なのだ。

ならば逆に現在の技術を輸入すれば、安価で良質なライフルが作れるのでは?

と考えるとまだまだ研究しがいのあるライフルじゃないのか。と考えずにいられない。  

Posted by ライアン at 20:00Comments(4)あの一丁に馳せて

2012年11月19日

あの一丁に馳せて XDM

スプリングフィールドのXDM。

何とかしてこの拳銃の地位を向上させたい、そう思うのは私だけだろうか。


※写真は我が家のTaiwan産

「雨後の筍」というように、ある製品が流行りだすとそれに乗じた製品が出てくるのは自然の定理。

もちろんこれも前例たるポリマーフレーム拳銃のコンセプトに則って作られた代物、

殊に偉大すぎる前例は新参メーカー達の格好のライバルでもあり厚すぎる壁でもある。


GLOCK 17 米国のローエン御用達


ここまで知名度も実績もある対抗馬を前にしてXDピストルは、

「弱点の強化」と「拳銃の基本」に忠実な改良をせざるを得なかったのである。

これが功を奏したはずなのだが。

複雑なトリガー機構は使わずシンプルなシングルアクション、

マグリリースはアンビ、サイトもノバック風で視認しやすい、

フィンガーチャネルを廃したことで逆に握り込めるようになったグリップ、

取替え可能なバックストラップ、コックインジケーターの存在も嬉しい、

ダメ押しのグリップセーフティは賛否両論だが、

ここまで使いやすいデューティガンは他にないと私は思う。

冒頭で述べた通り、こいつはもっと評価されるべきだ。  

Posted by ライアン at 23:15Comments(1)あの一丁に馳せて

2012年10月23日

あの一丁に馳せて AK……

最近どうにも愛着が湧いてくるアサルトライフルがある。AKである。

何を今更、とAK"47"を連想されるのがオチだが、いやそっちじゃない。


旧共産圏の銃器は彼と47が登場していなければここまで発展していただろうか、

というぐらいカラシニコフ氏の存在意義は母なるロシアの大地位大きい。

…というより共産圏という環境のせいでここまで広まってしまった、と言うのが正解か。

"Simple is Best"を極め、命中精度(実際そんなに酷くないらしい)以外完璧な軍用小銃。

その血統は改良と共に枝分かれしまくり、果てはブルパップな魔改造まで施され、

そして5.56mm弾の隆盛に対抗すべく、正統なる血統としてもう一つのAKが生まれる。


先代・AK47は火器としての完成形、74は製品としての完成形だと私は思う。

…それで、何だ…過小評価されてる気がするんだ

ひっそりとアバカン配備は進行してるし、輸出用の100シリーズの方が注目集めてるし、

…というより先代の寿命も長くてほとんどロシア以外で配備されてない事実。

そして何より次世代74Mがマルイのホームページから消えている。

そのまま使うもよし、FAB Defense風にガッツリレールドにしてもよし、

それでいて悪い意味での「古臭さ」もないスタイリッシュなデザイン、

この銃は(短機関銃ではなく突撃小銃として)もっと評価されるべきだ。

誰もが大抵M4と47を推す中で、私はあえて誰も選ばない選択肢に着目していきたい。  

Posted by ライアン at 20:01Comments(1)あの一丁に馳せて

2012年09月21日

あの一丁に馳せて UZI

短機関銃。

PDWコンセプトが生まれ、定着しはじめた現代でもなお、廃ることのないジャンル。

拳銃弾の閉所、狭い空間での運用に最適な貫通力、連射による制圧力、

そしてアサルトライフル以上の取り回しの良さ、

作戦の特殊性から拳銃弾が必要になる部隊や警察装備から未だ外せない。


"機関銃"と名に付くように、元はと言えば"弾幕"生成用のツールである。

それを"クローズボルト+ローラーロッキング"という異端の組合せで、

"値段は高いがよく当たる"、H&KのMP5という"壁"が出てきてから短機関銃のコンセプトは

"安価だが精度に難アリ"な銃と"精度は上々だが高価"な銃に二分される。

この壁に唯一対抗しうる短機関銃は、恐らくUZIだけではなかろうか。


前者のアプローチから生まれながら9mmという共通の弾を使うUZI。

現在での米市場でもMP5の2/3程度の価格で取引される(というよりHK製品が高すぎるのだ)。

だがアレに無くて、コレにしか無い要素がある。秘匿性の高さだ。

本当にAR代わりに取り回すMP5と打って変わって「小さい」という表現がふさわしいUZI。

フルサイズは元より、Microサイズにまでなるとピストル同然の大きさ。

シークレット・サービスが一時期採用していた、という話も納得である。


価格:性能での優秀さ、イスラエルの国柄とも言える丈夫さ、

そして「サブマシンガンはやはりかくあるべきだ」と思えるフォルム、

マルイさん…MP7ガスブロ化のついでにUZIガスブロも検討してくれませんかね(迫真)  

Posted by ライアン at 22:04Comments(0)あの一丁に馳せて

2012年09月08日

あの一丁に馳せて USP

二次大戦期から銃器の先魁と言えばヨーロッパ諸国である。

特に言えばドイツである。

"ドイツの科学力は世界一ィィィッ!"…と言わしめるほど

著名なマニュファクチャーが揃っている。
ワルサーにH&KにSIG(厳密にはスイスの会社だが)に…

中でもHKが大好きだ。

何だかんだ言って堅実な銃作りをしてる、

…かと思えば、革新的なはずの新機構を設計してズッコケる、
(革新的かつ売れたのはG3とMP5のローラーロッキング組位)

…かと思えば、M4ガスピストン化(後のHK416)だのL85改良だのそつなくこなす、

多彩で飽きが来ない、その代わり人を選ぶ会社である。

そんな会社が米市場向けに堅実な拳銃を造ったら。


売れないわけがないのである。


開発からおよそ10年を迎える今もなお、販売戦略の基底に有り続けるUSP。

マグキャッチ・セーフティ共にアンビ、エルゴノミックな設計、

直線的かつ近未来的なスライド、独自規格ではあるがライトマウント付き、
(あまり触れられませんが何気にポリマーフレームなんですよねコレ)

そして主要な拳銃弾をカバーするバリエーション。

10年前の設計が最前線でも十二分に通用する、実にいい仕事だ。
そんなこと言ったら100年前の設計が生きちゃうのもこの世界ですが^^;

HK45もいいが、単純な好みで言えば「H&K→USP」である。

できることなら一丁欲しいが…KSCに手を出す日が来る…のか?  

Posted by ライアン at 20:01Comments(1)あの一丁に馳せて