2012年09月21日

あの一丁に馳せて UZI

短機関銃。

PDWコンセプトが生まれ、定着しはじめた現代でもなお、廃ることのないジャンル。

拳銃弾の閉所、狭い空間での運用に最適な貫通力、連射による制圧力、

そしてアサルトライフル以上の取り回しの良さ、

作戦の特殊性から拳銃弾が必要になる部隊や警察装備から未だ外せない。


"機関銃"と名に付くように、元はと言えば"弾幕"生成用のツールである。

それを"クローズボルト+ローラーロッキング"という異端の組合せで、

"値段は高いがよく当たる"、H&KのMP5という"壁"が出てきてから短機関銃のコンセプトは

"安価だが精度に難アリ"な銃と"精度は上々だが高価"な銃に二分される。

この壁に唯一対抗しうる短機関銃は、恐らくUZIだけではなかろうか。

あの一丁に馳せて UZI

前者のアプローチから生まれながら9mmという共通の弾を使うUZI。

現在での米市場でもMP5の2/3程度の価格で取引される(というよりHK製品が高すぎるのだ)。

だがアレに無くて、コレにしか無い要素がある。秘匿性の高さだ。

本当にAR代わりに取り回すMP5と打って変わって「小さい」という表現がふさわしいUZI。

フルサイズは元より、Microサイズにまでなるとピストル同然の大きさ。

シークレット・サービスが一時期採用していた、という話も納得である。


価格:性能での優秀さ、イスラエルの国柄とも言える丈夫さ、

そして「サブマシンガンはやはりかくあるべきだ」と思えるフォルム、

マルイさん…MP7ガスブロ化のついでにUZIガスブロも検討してくれませんかね(迫真)




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Posted by ライアン at 22:04│Comments(0)あの一丁に馳せて
 
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