2014年03月09日

わりと暇潰しに飢えた戦隊長のゲームレビュー: "FPS-ミリタリー要素"



What if there is a FPS game, which is just FUN?

実家に眠る64を北九州に持っていこうと思ったら寿命が来ていたでござる。ライアンです。

就職活動中とはいえ毎日説明会や面接があるわけじゃなし、

かといって毎日SPIやらの勉強に費やせるほどガリ勉でもなし、

田舎だからそう簡単にどこかに遊びに行くってのも正直なところ難しいからつい家にこもってしまう。

とりあえず息抜きできそうなアクティビティを求めて、

ミリタリーっ気のあまり な い FPSを遊んでみました。

Team Fortress 2。素早い判断とワンマンプレーが物言う他と違い、チームワークが重要になる特殊な作品。

手持ちのWifiじゃ丸一日ダウンロードにかかりますが、実家の光回線をフル活用して20分に短縮。ありがたや。

触ってみて、Bot戦やってみての感想を述べようと思う。


= クラスシステム =


一言で言えば、「他のFPSらしい遊び方が一切できない」FPS。

その根底にあるのが「クラスシステム」だ。

9つのクラス(キャラ)を使い分け、チームで分散し合うことでバランスが取れる、

特定のクラスが一強になることなく、必ずずば抜けた長所とずば抜けた欠点を併せ持つ仕様なのだ。

とりあえず上の動画順でクラスごとの特徴を紹介。


Scout:

ボストン出身の野球ファン。誰に対しても物怖じしない性格でどことなく常に態度がデカい。
クラス中足の速さ(=移動速度)が最速、かつ唯一二重ジャンプが可能とひたすら素早い。
ショットガンやバットで詰め寄って奇襲するヒットエンドランを得意とする。
代償として防御が紙、近接武器しか持たない分ダメージを受けやすく、立ち回りが要求されるクラス。

Soldier:

アメリカ中部出身の自称兵士。鬼軍曹に憧れるこのゲーム唯一のミリタリー要素。
メイン装備のロケランで突撃も陣地防御もお手の物なわりとバランスキャラ。
足元に放つことでScoutを超える大ジャンプもできたりする(上級者にとって必須テクらしい)。
万能型な性能の代わりに重装備で足が遅く、ロケランの軌道にも慣れがいるが、まず触るには良いキャラ。

Pyro:

素性が謎と防火服に包まれた放火魔。やたら性別が議論に上がるのは気のせい。
火炎放射器で味方以外とにかく何でも燃やし尽くす。このせいでSpy(後述)の天敵とも言える。
また放射器を空気砲として使うこともでき、突っ込んできた敵を吹き飛ばすこともできる。
広範囲・大人数にダメージを与えることができるが、与ダメージの総量は低め。かなりテクニカルなクラス。

Demoman:

スコットランド出身の解体屋。爆薬製造のプロであり常にアルコールを手放さない大酒豪。
敵に直撃すると即爆発するグレネードと壁や物陰に取り付けることのできるリモート式爆弾を主に使う。
放物線を描く装備に慣れさえすれば強キャラ。しかも比較的リーチの取れる近接武器を使える。
ただし同じ爆発物を扱うSoldierとは違い体力が低め。自爆に気をつけなければならないクラスだ。

Heavy:

ソビエト出身の大男。穏やかそうに見えて案外気性は荒め、特製のサンドウィッチが大好物。
クラス中最も鈍足、それを補うようにクラス一の体力を誇り、火力と持続性の高いミニガンをぶん回す。
陣地から弾幕を張るガンナーでもあり、敵地を切り開く突撃隊長でもあるこのゲームの顔。
いわゆる肉壁としての性質が強く、後述の理由でMedicクラスとの相性が抜群。

Enginier:

テキサス出身のエンジニア。機械への知識量はDemomanの爆発物へのそれを凌駕するレベル。
直接前線に立つ、というより後方支援を行うのがメインのサポートキャラ。
セントリーガン、チームの展開を補助するテレポーターなど役立つメカを作り修理し、というのが主な行動になる。
しかしメカはかなり脆く、直接戦闘は不得手。攻撃的なScoutとは別の意味で立ち回りが要求される。

Medic:

ドイツ出身のヤブ医者兼マッドサイエンティスト。このゲームにおいて恐らく超重要人物。
味方の体力を回復し続けるメディガンと、無敵時間を作れる「ユーバーチャージ」の技術を作った張本人である。
ダメージを継続して受けやすいHeavy等とペアを組むことで無敵を利用した大胆な攻め方が可能になるクラス。
その分ペアの味方がやられれば一気に無力になる徹底的なサポーターとしての性質が強い。

Sniper:

オーストラリア出身のヒットマン。仕事に誇りを持っているが周囲の理解は得られてない。
いわゆる他ゲーのスナイパーと同様の使い勝手だが、スコープズーム中の移動速度は非常に低い。
その上確実にヘッドショットを狙う必要があり、実際の狙撃手のような「キャンプ(≒芋り)」が必須となる。
狙撃ポイントの確保から行う分難しいが、かなりやりがいのあるクラス。

Spy:

フランス出身のスパイ。クールな振る舞いとは裏腹にどこか三枚目キャラ。
透明化や変装を駆使して敵の背後をとり、即死効果のあるバックスタブを狙うのがメインの攻め方。
またEnginierのメカを無効化するサッパーの設置など、錯乱させる戦法を得意とする。
無論変装がバレれば敵地で即袋叩きに合う上Pyroの攻撃(味方以外は燃える)で判別されやすい。玄人向け。


…となるべく簡略に書いてもこんな文量になるし、装備次第でこの性質も多少変化する。

それだけ奥が深い。


= ゲーム性 =


Valve製のFPSに共通なのはデスマやFFAのような"撃ち合いオンリー"のルールが無いこと。

もちろんMODフリー(ユーザーが改造しやすいプログラム)だから作れないこともないが。

CSO?あれは改悪だからノーカン…にしたい

陣取りだったりフラッグ戦だったりキルデスだけじゃ強さが測れないルールで遊ぶのがメイン。

FPSというよりむしろ軽く遊べるパーティゲーのような感覚だ。

AVA民、特に護衛好きなら「ペイロード」が性に合うかもしれない。

爆薬の詰まったカートを敵陣に押していくのだが、護衛の戦車と違い防御側が押し返すこともできる。

防御に優れたクラスが多めな分、守る方の楽しみも大きめ。実際かなり面白い。

ワイワイ楽しむ感じがひたすら売り。故に海外での人気が高いのかも。


= 総評 =


「硬派なミリタリーFPSじゃないと嫌だ」なんて拘りがなければひたすら楽しめるゲーム。

ゴールデンアイやパーフェクトダークを楽しんでた世代なら恐らくそんなに抵抗を感じないだろう。

AIMが求められる局面もSniper以外ならそこまでないので、

というかゲームパッドが使える(箱○ユーザーの私歓喜)のでライトゲーマーからやり込み派まで間口の広い作品だ。

このポンコツPCじゃかなり動きが重いけど、プレイに支障はない。

機会があれば対人戦に凸ってから追加レポを描きたいと思う。



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