2016年10月29日

装備紹介・改: Izhmash AK74M"N"

絶版 [ぜっ-ぱん]

1. 重版等の再販売を断念され出版権が放棄されること、またその状態の書籍。
2. 1より転じて、生産中止となり市場での流通が無くなること、またその状態の商品。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN

コイツ最近やらかしてばっかりだな(自虐)、ライアンです。

トイガン最大手メーカー・東京マルイ。

数多くラインナップを抱える反面、需要が無かったり限定品だったり作れなくなったりと、

カタログ落ち、絶版となってしまったガン・パーツも多い。

M203風のスタンドアロンランチャーや

装備紹介・改: Izhmash AK74MN

今だと海外メーカーぐらいしか作らないド短小カスタムARや

装備紹介・改: Izhmash AK74MN

SG550、G3のようなまだまだ需要があるはずのロングライフルやら

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

無くなるのは惜しい、楽しい銃達がいっぱいある。

その中で(ホビーショー限定・バイオハザードモデルを除いて)最後に絶版となったのが、


今回レビューするAK74MNである。


AK74MN 東京マルイ 次世代AEG
全長: 943mm(ストック展開時) 重量: 3kg
パワーソース: バッテリー


総金属製・リコイル再現を謳う次世代電動ガンの一番槍として2007年に生産され、

確認できる限りでは2013年以降のカタログから忽然と姿を消した幻のライフル。

一部の金型を2011年の震災で紛失したせい等噂は流れているが公式なアナウンスはない。

ただ第一弾とあって相当気合を入れて作ったせいなのか、評価は絶版以降も高く、

その出来の良さは後発の次世代AKにきっちり受け継がれている。

完品ならプレミアすら付いているであろう品を何で3万円で手に入れることができたのかというと…

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
ボルトハンドルがバッキリ逝っちゃってるんです。

調べた所ピン一つでしか留まってないためそもそも壊れやすいとのこと。

そのくせ特殊工具が要る面倒極まりないパーツなんだとか。

それ以外の動作に問題ないのでハンドルだけ治して運用しようと思う。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN

ちょうど手元にАК-47もあるので比較形式でいこう。

まず比べるべきはその重さ。

なんとプラボディの47と金属の74でほとんど変わらない。

アルミダイキャストだから軽量なのは分かるが、リコイルエンジンまで積んでこの軽さは驚きだ。

なおかつ金属製だから軋みは皆無、こりゃあ売れるわ。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

ぶつ切りの47や竹槍カットのAKMとは一線を画する大型のフラッシュハイダー。

ちゃんと狙って撃つ用途を考えて直上にマズルフラッシュが行かないようになっている。

の割にはセレクター(後述)は47と同じなんだけど。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

ハイダーを外してみた。

74は専用の大きいネジ切り(実は正回転)の先にいつもの14逆回転が切ってある。

汎用的な逆ネジサプレッサーを付けてしまうと少し不格好だ。

また47ではモールドだったクリーニングロッドも外すことができる。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

お馴染みタンジェントサイト。47は8段階、74は10段階で調整できる。

ハンドガードがフェイクウッドから黒のポリマーに変わるだけで印象がガラッと違ってくる。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
47ではモールドだったテイクダウンラッチを上げるとハンドガードの上部が開く。

ボルト部にリコイルエンジンが入ったためいわゆるAKバッテリーは使えない、

ということでハンドガードにミニSを入れることになったのだが…

社外バッテリーの短いコードだと取り回せず入らないこともしばしば、(エチゴヤ製はギリギリ入る)

純正を買うか長いコードに付け替えよう。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

左側面。

何もないのっぺりとした47に対し、74はマウントベースが標準装備。すごくタクティコー。

レイル増設もよし、コブラサイト買ってくるもよし。可能性は無限大だ。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

見慣れた右側面。"AK臭さ"をがっちり受け継いだ機関部。

折れたハンドルの痕が寂しい…早く届かないかなぁ。

いつも通りセーフティ→フルオート→セミオートの順。

30年余り経って尚ファシストの電撃戦はソヴィエトにとってトラウマだったようだ。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN

木材削りだしの無骨なグリップから改修された74グリップ。

これがまた程よくシェイプアップされていて握りやすい。

人間工学的なものはあまり広まってない時代のものだが、抜群の握り心地だ。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

一番の変更点であるストック。

47では多少角度のある準曲銃床だったが、AKMから明確に直銃床となり、

そのAKMと区別を付けやすくするため窪みが74で追加された。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

74M以降は左側面のボタンを押せば折り畳める。

非スケルトンで畳めるストックと言えばSCARと昨今のG36、それとコレ位だろうか。

折畳み時の全長は700mm、当然このままでも射撃はできる。

装備紹介・改: Izhmash AK74MN
装備紹介・改: Izhmash AK74MN

バットプレート上の出っ張りを押せばロックリリース、展開できる。

連動してトラップドアが開くが中のスペースは殆ど無い。あくまでお飾りだ。

折り畳める上にさり気なくスイベル付き、利便性は高い。


47からかなり洗練されて、とてつもなく使いやすくなった74。

その分泥臭さも洗い流され、ゲリラ装備にはなんだか向いてない銃へ変貌した。

(なんかハマスが使ってるとかいう噂だけど…)

でも今のところ手元でやれる装備なんかないしなー。

これはやはりAlfaやれというお告げなんだろうか………。

書記長、私をお導きください…!

装備紹介・改: Izhmash AK74MN






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Posted by ライアン at 11:27│Comments(0)装備紹介
 
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